ブラックバイトってなに！？どうやって見分ければいい!?(´ﾟдﾟ｀)②

1 ブラックバイトへの対処法

前回は「ブラックバイトって何？」と「ブラックバイトの見分け方」をご紹介しました♪
今回は、すでにブラックバイトで働いてしまっている方の対処法を解説していきます！

ブラックバイトへの対処法

ブラックバイトで一番ダメなのは、アルバイトが泣き寝入りしてしまうこと。
アルバイト自身が正当な給与を受け取れなかったり、心身や生活に支障をきたしてしまったりと理不尽を押し付けられたままになってしまいます。
今から紹介する、ブラックバイトでよくある特徴は、いずれも法律に違反する可能性が高いものです。
自信を持って不当性を訴え、ブラックバイトを辞めるor上司や労働基準監督署に相談してください！

①残業代が支払われない

・8時間を超えて働いた場合…
時間外労働として25％の割増
・22:00～5:00の間に働いた場合…
深夜労働として25％の割増
・8時間を超えて、22:00～5:00の間に働いた場合…
深夜時間外労働として50％の割増
このように労働基準法で定められていますから、
残業代が支払われないのはもちろん、残業や深夜労働なのに通常と同じ賃金で働かされるのも法律に違反しています。

例えば…
【時給900円で9:00～19:00（内1時間は休憩）の9時間働いた】
→18:00～19:00の1時間は残業となり、割増賃金で時給1,125円になります。
つまり、（時給900円×8時間）+（時給1,125円×1時間）＝8,325円
がその日のお給料となるわけです。

【時給900円で15:00～24:00（内1時間は休憩）の8時間働いた】
→22:00～24:00までの2時間は深夜労働となり時給1,125円になります。
つまり、（時給900円×6時間）+（時給1,125円×2時間）＝7,650円
がその日のお給料です。

その他、
・8時間あるいは22時を過ぎて労働しているのにタイムカードを先に切らされ、労働させられる
・着替えや開店、閉店準備、朝礼などの時間が業務時間に含まれない
・18歳未満なのに深夜労働させられる
といった場合もすべて違法になります。

②6時間以上働いているのに休憩時間がない

6時間を超えて働く場合は45分、
8時間を超える場合は1時間の休憩を取るようにと労働基準法で定められています。
特にアルバイトは休憩時間は給料が発生しないので、
いくら忙しくても休憩時間を取らせないのは違法となります。
ただし、休憩は一度にまとめて取らなければならないわけではなく、
働いている時間の間に休憩を分割して取ってもOK。
まとまった休憩が取れなさそうなら、社員さんにひと声かけて
こまめに休憩を取るようにしましょう。

③ノルマを達成できないと商品を買い取らされる・給与から天引きされる

商品を強制的に買い取らされたり、給料から天引きされるのは違法です。
その他、レジ金にずれが発生したら担当者が差額分を弁償する、
遅刻・欠勤に罰金を課す、制服など仕事に必要な備品の費用を天引きされるといったことも全て違法になります。
所得税や保険料など以外は原則として天引きしてはいけないのです。

④辞めさせてくれない

「辞めますと言っているのに、シフトを今までどおり勝手に組まれる」
「辞めるなら代わりを見つけてこいと言われる」
「長期の約束だったのにすぐに辞めたからと罰金を請求される」
これも違法なので、ブラックバイトの言いなりになる必要はありません！
出勤を拒否して構いませんし、罰金や賠償も無視してOK。
法的には辞める2週間前までにバイト先に辞めることを言っておけば、バイト先から何を言われようと辞めることができます。

アルバイトといっても、基本的な権利は正社員と何ら変わりはありません！
責任感を持って働くことは大切ですが、体調を崩してからでは遅いです。
いまのアルバイトがおかしいなと思ったら、一人で問題を抱え込まず、早めに上司や労働基準監督署に相談してくださいね。m(_ _)m

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